髪色のステレオタイプとその英語表現を学んで海外ドラマ・映画をもっと楽しもう!【後編】|《言語 ✕ 文化的背景》シリーズ②

髪色のステレオタイプとその英語表現を学んで海外ドラマ・映画をもっと楽しもう!【後編】|《言語 ✕ 文化的背景》シリーズ②


前編では、欧米での髪の色に関するステレオタイプについて詳しく解説してきました。


↓前編はこちら↓





このように髪色に対するイメージや性格の特徴について掘り下げていくと、ここで素朴な疑問がわいてきます。


髪の色を生まれつきのナチュラルな色から他の色に変えたら(染めたら)、性格に影響はあるのでしょうか?

これまでの研究により、髪の色を変えることで体内のアドレナリンの数値に影響を及ぼすということがわかっているそうです。

例えば、髪を赤く染めると、“赤毛らしい”性格に近づいていく可能性があるというのです。それはなぜかというと、髪を染めると、鏡を見るたびにその人のマインドにサインが送られて、自然と赤毛のように振る舞いステレオタイプを採用し始めるというのです。



例えば、金髪の女の子に対するステレオタイプは、頭があまり良くなくて、美人で、少し意地悪というものです。でも、逆に言えば、ずっとブロンドヘアに憧れを抱いていた人がついに髪を金髪に染めたなら、きっとその人の内側からこれまでよりも自信がみなぎってくる、ということは十分ありえると思います。

それに、ピンクや紫、あるいはブルーのような鮮やかな髪色の人がいたとしたら、生まれつき自然に生えてくるような髪の色ではないため、きっとその人はユニークに見られることを望んでいて、おそらくクリエイティブな性格ですよね。



私自身、これまでにさまざまな髪色にしてきましたが、自分にとって一番しっくりくると感じるのは赤です。実際、海外で生活していた頃にも赤い髪の時期がありましたが、その頃、人に『アジア人なのになぜ髪を染めているの?』『日本人なのに黒髪じゃないんだね』などど言われた経験はほとんどありません。むしろ、赤い髪色がよく似合っていると褒められることばかりでした。これは、私の見た目と性格が影響しているとも考えられますが…(笑)


Devil’s Trick ~ 悪魔のいたずら ~


このブログ記事の前編でも詳しく書きましたが、ファッションだけでなく髪の色でも性格的な特徴について多くを語ることができます。日本人といえば歴史的には黒髪が当たり前でしたが、髪の色をファッションの一部として楽しむ人が今後もさらに増えていくのはとても素晴らしいことだと私は思います。

というわけで、ここからは私がよく使っているお気に入りのヘアカラートリートメントをちょっとだけ紹介したいと思います。


   ちなみにこれは案件でもアフィリエイトでも何でもありません。
                私がただ個人的に髪を奇抜な色に染めるのが好きというだけです...




こちらは石澤研究所というメーカーが出している、クイスクイスデビルズトリックというヘアカラートリートメントです。



デビルズトリック(Devil’s Trick)の特徴

※こちらはブリーチ剤ではないので、健康な黒髪は染まりません。

  • 傷んだ髪ほどよく染まるのでブリーチした髪や茶髪の人にピッタリ
  • 素手で染められて5分で簡単に染まる
  • ビビッドカラーに髪色が染まった後はシャンプーで洗っても二日目以降は通常の髪染めのように毎日色が流れ続けるわけではないのでほぼストレスフリー
  • 約1週間で徐々にもとの髪色に戻るので気軽に髪色を変えられる
  • ヘアトリートメントなので使った後は髪はツヤツヤ✨さらさらな指通りになる
  • ブリーチするヘアカラー商品ではないのでツンとする匂いは一切ない
  • ローズの香りなどカラーによっていろんないい香りを楽しめる



こちらが公式サイトです。

https://www.ishizawa-lab.co.jp/quisquis_devilstrick_lp/devil.html



気づいたら商品ラインナップからこれまであった色がなくなってしまっていたり、突然、新しい色が発売になったりということもありますが、各色のもちや発色について改善し続けている証拠だと私は思っています。


上の写真は、あくまでも過去(2022年当時)のカラーのラインナップです。実験的に、近くの薬局で買い揃えることができた全ての色を試してみました。


当時、KingGnuの曲『カメレオン』のPVを観て、「あの髪色の重なり方、なんかいいな」と思い、赤だけではなく何色かが入り混じったイメージで自分で髪を染めてみようと思い立ったのです。


カメレオン / KingGnu のPVより




発色の仕方はもともとの髪色や髪質にもよるので、試験的にペイント用の真っ白な刷毛(はけ)にも色をつけてみました。


以下が、そのブラシを染めてみた結果です。




なかなかの発色ですが、やはり「青系の色は定着率が少し低いのかな」という印象です。


さて、肝心の私の髪色ですが、(写真ではかなり伝わりにくいのが非常に残念なのですが…)実際はかなりKingGnuのPVのキャラクター通りのデザインに染まりました。



こんな感じ ↑




新発売の色も含めて2024年現在のラインナップ全ての色を試したというわけではありませんが、少し前までは、デビルズトリックのうち、キラーブラック(Killer Black)、マーメイドブルー(Mermaid Blue)、ワイルドレッド( Wild Red)を特に愛用していました。

どの程度ブリーチした髪なのかにも大きく左右されますが、キラーブラックは基本的には髪色戻しの役割を担うほど黒くは染まりません。では、なぜ私がキラーブラックを使っていたのかというと、マーメイドブルーが少し弱めのブルーに染まるのに対して、キラーブラックは似たニュアンスのグリーンに寄った薄い黒に染まるのです。


私は基本的には青や紫を選んで全頭を同じ色で染めるということはなく、こういった色は、自分でグラデーションをつけたりバレイヤージュっぽい色合いに染めたい時などに使います。


以前は、ベースが金髪からオレンジ色に近い髪色の状態から、頭のてっぺんの根元から10㎝ほどを真っ赤なワイルドレッドで染めてなじませて、髪の手先から5㎝~10㎝くらいのところをキラーブラック(グリーン寄りのブラック)またはマーメイドブルーで染めることによって、髪の根元から徐々にワイルドレッド→オレンジ→ブロンド→グリーンまたはブルーといったグラデーションになるように染めて楽しんでいました。




と、ここまでなぜすべて過去形で話をしているのかというと、今はもうデビルズトリックを愛用していないということでは決してありません。理由は簡単。つい最近、肩のあたりまであった髪をバッサリ切り、両サイド刈り上がったツーブロックのショートヘアになったからです。

現在は、根元から5㎝くらいのナチュラルな黒髪のルーツと、そこから手先までのブリーチヘアを鮮やかな赤に染めてコントラストと日々の色の変化を楽しんでいます。




みなさんも、よかったら一度試してみて下さい♪


それでは、また次回のブログでお会いしましょう!






↓ 前編はこちら ↓