Tiktokや海外ドラマetcを見ていて知らない英語が出てきたら、どうやって調べればいいの?

Tiktokや海外ドラマetcを見ていて知らない英語が出てきたら、どうやって調べればいいの?

SNS, YouTube, Netflix…目に映るものは英語で溢れている


Tiktok、Twitter、海外ドラマ、Instagram…
何を見ていても英語が目に入ってくることが普通になったこの時代。

YouTube動画を視聴している時、

海外のゲーム実況の生配信中にチャットを読んでいて、

大好きな海外ドラマを観ている最中に…

興味があること、自分が好きなことをしている時にも、情報などがふと英語で目や耳に入ってくることも多くなった今、ぜんぜん知らない英語表現が出てくることも当然あると思います。


文脈や前後から予想してもパッと意味が出てこなくて、

「この表現、どんな意味なんだろう?知りたいな。」

と思い立った時、みなさんはどのように調べていますか?


おそらく、オンライン辞書を使って調べる人が大半だと思います。

英語学習者であれば、もうすでにお気に入りのオンライン辞書のアプリなどが入っていて、すぐに検索できるようにしているという人もいるのでは?


さて。
<オンライン辞書>についてですが、このテーマだけでとても長い記事がひとつ書けてしまうほど、実はなかなか奥が深いので、これについては、近いうちに必ず別の記事でしっかりまとめていこうと思いますので、それまでお楽しみに♪



今回は、「単に新しい英単語の意味を辞書でサクッと調べたいだけ」という場合とは違って、はじめて見る英語表現や、これってスラングなのかな?と思うような言葉に出会ったり、知らない文法表現などが出てきてわからない、など広く英語について調べたい時にとても役に立ち、なおかつ、意味を調べるだけで、さらなる英語力アップにも繋がるようなサイトを紹介したいと思います。


 Yahoo!知恵袋やDMM英会話はもう卒業!


わからない英文法が出てきた時に、わかるように日本語で説明してほしいと感じている人は多いと思います。

実際、多くの人がYahoo!知恵袋やDMM英会話に逃げてしまいがちなのではないでしょうか?

Yahoo!知恵袋を否定するつもりはありません。もちろん、DMM英会話をおすすめできないというわけでもありません。人それぞれ、英語の学び方はまったく違います。そもそも、この『独学する英語』は、英語の学び方は十人十色であるということを大切に、いつか必ず自分に合った英語との向き合い方を見つけてもらえるように、という願いから始まった英語ブログなのですから。

ただ、もしも今まで、わからない英語をネットで検索した時に、「検索結果の上位に出てきていたのが、たまたまDMM英会話だったから」というだけの理由でクリックしていただけだったのだとしたら…?


特に、初級から中級へステップアップしたいという向上心を持っている人や、もう英語は中級レベルなので、自分に少し負荷をかけて、より頭の中を英語にして考える力をつけたいという人にはうってつけのサイトですので、ぜひ、これを機に、チェックしてみてください。


おすすめはQuora

When and how do you use “would” and “could”?

https://www.quora.com/When-and-how-do-you-use-would-and-could


Quoraには、2017年11月から日本語版がありますが、ここでおすすめしたいのは、もちろん英語版の方です。

QuoraはYahoo!知恵袋と似ていて、疑問に思ったことを何でも質問することができます。

もちろん、英語に関して疑問に思ったことを質問して直接答えてもらいたいという人は、ぜひ、ログインして自ら質問を投稿することをお勧めしますが、Quoraのサイトでは、必ずと言っていいほど、過去に誰かが同じような質問をしているので、その回答を読むだけで、かなりの知識を得ることができます。

Quoraの最も素晴らしい点は、質問の回答者が皆、信頼できるソースであり、かなりの専門性を持ったネイティブスピーカーであるため、とてもわかりやすく嚙み砕いて説明してくれるというところです。

英語圏においては英語=国語


Quoraの日本語版の場合、回答者はたいてい、元英会話講師、英語教育者、海外在住…といった、英語を教えることに長けている(または英語に詳しい)日本人ですから、知りたかった表現の意味が日本語ですぐにわかります。

ところが、どこかで英語を外国語として捉えがちであるために、まれに斜めから見ているような回答も見受けられます。

英語版では、英語がネイティブである編集社のライター兼エディター、言語学者、国語教師などが、個々の経験や専門知識に基づき、それぞれの持論を展開しているので、比較・考察しながら読んでいくと、非常に勉強になります。

せっかく英語を学ぶのであれば、気になった表現に出会った時、それは一期一会なんだと捉えると良いと思います。

効率を求めすぎるあまり、サクッと意味だけを調べてそれでおしまい、となりがちですが、いったん立ち止まってみて、Quoraなどの質問サイトでさまざまな専門家たちの意見を比較しながら読み進めていくうちに、きっと、自分にとって納得のいく解釈が見つかるはずです。その胸にすとんと落ちる感覚が、記憶を定着させる手助けにもなります。遠道は近道です。



When and how do you use “would” and “could”?

https://www.quora.com/When-and-how-do-you-use-would-and-could




スラングや流行り言葉ならurban dictionaryの一択


普通のオンライン辞書などで調べても、なかなかそれっぽい意味が出てこないということってありますよね?そういった場合、その単語や熟語がスラングであったり、流行りの表現であったり、隠語である可能性があります。

そんな時は、迷わずurban dictionaryのサイトに飛んで調べてみましょう。きっと、その単語や関連単語のいろいろな意味の中に、探していた答えが隠れていると思います。




urban dictionaryの面白さは、英語のネイティブたちが揃いに揃って、ほとんど自分の感覚だけで自由気ままに単語の意味を解説しているという点にあります。

いろいろな英語圏の人たちが、ユーモアたっぷりにその単語に隠された意味を例文も交えて教えてくれるので、かなり笑えますwww


#urban dictionaryしか勝たん


urban dictionaryのメリットは、何と言っても英語圏の若者たちの流行りやサブカルチャーを垣間見ることができる点です。英語も日本語と同じように、生きた言語であり、言葉の意味や使い方は、日々変化しているんだと改めて気づかせてくれます。


それでは、実際にurban dictionaryのサイトを少しだけ覗いてみましょう。

以前の記事で、コロナ関連の時事英語として”covidiot”という言葉を紹介しました。

この単語を例として、urban dictionaryではどのように説明されているのか見てみましょう。




この言葉が持っている微妙にニュアンスの異なる意味合いや、この造語のそもそもの由来などが簡潔に説明されていますね。



Covidiotという言葉の意味を調べているだけで、他のコロナ関連の用語も知識として入ってくる、まさに一石二鳥な例だと言えます。



この例のように、解説自体もスラングだらけであることも多いため、意味を調べているそばから別の知らない英語表現が出てくることもあると思います。

そんな時でも、ここはれっきとしたオンライン辞書のサイトですので、わからない表現をクリックすればすぐに意味を調べることができます。


この最後の例文に出てくる、“NHS”という略語。

Cambridge Dictionaryでは、


the NHS

abbreviation for the National Health Service: the service in the UK that provides free medical treatment for everyone and is paid for by the government


とされていますが、urban dictionaryでは次のように説明されています。





もちろん、この説明はだいぶ皮肉が効いていますが、辞書で意味を調べているというより、友達に意味を説明してもらっているようでなんだかおもしろいですよね。




なるほど、こういう人もcovidiotと呼ぶのか、となります。


次もまた、まったく違う意味として使われている例です。





さて、これまでの例を見ると、「なんだ、口語やインフォーマルな英語ばかりじゃないか」と思われるかもしれませんが、実は、そういうわけでもないのです。

次の例を見て下さい。





つまり、urban dictionaryでわからない英語表現を調べる際に、フォーマルな表現なのかインフォーマルな表現なのかなどをしっかりと意識しながら読み比べ、理解することにより、多角的な視点から単語の意味を捉えられるようになるのです。



新しい英単語をひとつ覚えようとする時、同時に他の関連した英語表現なども引き出しに入れられるようにあれこれ工夫してみることが、英語の語彙力や表現力アップのための重要なカギとなります。


より生き生きとした英語、常に移り変わっていく英語圏のカルチャーなども織り交ぜながら楽しく英語を勉強したいという方には、urban dictionaryはとても為になると思います。



ただし、少々過激な思想なども中には存在しますので、きちんと自分の頭で考えながら読んで意味を消化するようにしましょう。もちろん、子供英語にはおすすめできませんのでご注意を。








気に入ったらアプリやTwitterも利用してみよう♪


urban dictionaryにはTwitterの公式アカウントがあり、毎日ひとつの言葉の意味をツイートしてくれていますので、フォローをしておけば、気軽に1日1単語のスラングの解説に納得またはひと笑いすることができます。



それよりも公式アプリ派という人は、ぜひurban dictionaryのアプリをダウンロードして、日々の英語学習に役立ててみてください。


頭の中を英語に


今回の記事では、わからない文法や英単語の意味を調べるという過程で、飛躍的に英語の語彙力や表現力がUPするような、頭の中を英語にできるサイトを2つ紹介しました。

言語は生もの。だからこそ、机に向かってお堅い参考書だけで英語を学んでいては、独学の殻に閉じこもってしまう一方です。

インターネットを駆使して新しいことを学ぼうと本気を出せば、誰でもお金をかけずにスキルアップすることが十分に可能な時代。

だからこそ、これからも『独学する英語』では、みなさんの独学をさまざまなカタチで応援していきますので、これからもどうぞごひいきに。