今からでも遅くない! 発想の転換だけで独学でも英語は楽しくなる

「英語力はどうしたら伸びるの？」

「英語をもっともっと上達させるために最良の英語学習法は？」

よく、英会話力を向上させる為には「できるだけ頭の中を日本語ではなく英語に切り替えて考えられるようになろう」なんて言われます。時には、英語脳を作ろう！なんてひと言でなんだかパパっと片付けられてしまうなんてことも。

ただ、これはあくまでも、すでに思ったことはだいたい一通り英語に置き換えて話せるような人が、さらなるレベルの向上をはかる際に有効な策です。

英語に興味ゼロ、英文法の基礎もまったくわからないし、やる気もないというところからいきなり英語脳に切り替える特訓なんて始めてしまったら、むしろ苦痛になってしまい、英語を食わず嫌いになる可能性だってあります。

英語に対する苦手意識

たとえば、まだ英語がまったく話せない日本人の保育園の子に、英語のDVDを英語字幕で見せてあげるとします。おそらく、さほど違和感なく、むしろ興味を持って観てくれるかもしれません。

ところが、大人の英語が話せない人に、DVDを英語字幕で観ましょう、と提案すれば、おそらく

「英語字幕で洋画を丸一本観るなんて、とんでもない。さっぱり意味がわからないと思うので嫌です。」

との返答が返ってくるか、なんだか退屈しそうとか、そんなに集中力がもたないし…と敬遠されるでしょう。

これは、いたって当然のこと。つまり、人は成長するにつれ物事を理論的に捉えて考えるようになるために、母国語以外の言語に対して‘苦手意識’を持つ人が自然に現れてくるのです。

大人になった私たちが英語を学ぶ上で最も重要なのは、ただただ一方的に英語を聞き流すだけでいいという流行りの英語学習教材や、受験のためだけに机に向かって英単語をただひたすら覚えるという暗記のような作業の繰り返しではありません。

英語を学んでいく過程で疑問に思ったことを解決してきちんと“納得”することや、自分が英語で言いたいと思ったことをその場で言い換える工夫をすることなどで得られる、“気づき”の積み重ねです。

新たな知識を得てから、実際にアウトプットしてみると、失敗する場面だってあると思います。

だからこそ、生きている言語は学んでいてとても楽しいものです。

ちょっとの失敗とたくさんの成功を交互に繰り返すことによって、英語でコミュニケーションをとることに自信が持てるようになるのです。継続は力なり、ですね。

おすすめの参考書でハマりがちな’落とし穴’

実際のところ、「今まで、さんざんおすすめの参考書とかを調べて買ってみたりしたんだけど、結局はあんまり英語が身についた実感がなかった」という人って、きっと山ほどいるんじゃないでしょうか。

“みんなが使っているから”という理由で買ったおすすめの参考書を積み重ねて机に向かっていざ英語を勉強しようとしても、どうしてもモチベーションが上がらないし、集中力が続かない…といった悩みを抱えているかもしれませんね。

でもそれは、まだまだ自分の中に眠る未知の可能性に気づけていないというだけのことです。

独学のデメリットと向き合う

ここで、独学のデメリットをいくつか挙げてみましょう。

などが考えられます。自主学習の仕方は人それぞれですから、他にも色々な悩みがあるでしょうし、独学のモヤモヤなんてまさに無限ループです。

ただ、たとえ独学であっても、あきらめるのはまだ早い。これまでに何度もくじけたことがあるからって、なんてことはないのです。独学だからって、舐めてもらっちゃ困ります。

そこに自分なりのやりがいを見出すことができれば、モチベーションはどんどん上がり、英語を【教科】ではなく、生きた言語として捉えられるようになり、自然と英会話のスキルにもっと磨きをかけたくなるはずです。

独学する英語のすゝめ

これから始まるこの英語ブログは、単なる英語の授業とはまた違います。

十人十色、三者三様、千差万別。

英語を勉強している人の数だけ、そもそも英語に興味を持ったきっかけや背景があり、英語を習得する上での目的やゴールがあります。

そもそも英語学習に対するモチベーションがある人もいれば、まったくない人もいて、自分にムチ打つことで頑張れる人もいれば、マイペースで楽しくやれなければあっという間に飽きてしまう人もいる。

だからこそ私は、敷かれたレールの上を歩くような英語学習法や参考書だけに囚われずとも、英語の学び方なんて無限にあるのだと心から伝えたい。それが、この『独学する英語』です。


みなさんの英語力UP、そして日々のモチベーション維持または向上のため、それぞれ好きなことや興味があることを通して英語を学べるおすすめのサイト情報や、日常に溢れている英語学習法などをいろいろと工夫しながらお伝えしていきますので、まだコロナ禍で次の海外旅行までに時間がある今のうちに、独学でどんどん英語力をつけて自分磨きをしましょう♪

Better late than never!

『独学する英語』編集部より